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お知らせ
2024.03.11 (月)
いつも運転をしている人の運転チェックをしたり、これから業務で運転をする人が練習をするなら、日頃よく運転をする環境で運転チェックや練習をした方が効果的です。
なぜなら、いつも使う車やよく走る道など、いつもと同じ環境にすることでドライバー自身もリラックスして運転をしやすくなり、本来の運転傾向が出やすくなるためです。
運転を変えたり運転を練習したりするなら、本来の運転を見た上で改善をすることが一番重要です。
この記事では、私たちが行っている出張安全研修についてを書いていきます。
ドライバー本来の運転を観察し、的確に事故をしないための必要なポイントを伝えて身につけていけるようにしています。
記事を読んでいただき、ぜひ効果のほどをイメージしていただきたいと思います。
目次
ここで述べる「考えている運転」とは、自分の車が今どのような動きをしているかを意識して運転をしていることを指します。
例えば、曲がる時に交差点の角から1mくらい離れて曲がっているとか、ブレーキをかける時に後続車が減速することに気づいているかを確認しながら減速しているなど。
ひとつ一つの動作を、自分の頭の中で言語化しながらやっていることが「考えている運転」です。
反対に考えていない運転とは、漠然と無意識に運転をしていることを指していて、ほとんどの人はこの状態で運転をしていると言えます。
車の運転は、経験を積めば積むほど「感覚」で運転ができると言えます。
ただ、いつも自分の車がどのような動きをしているか、そして何を考えて運転をしているかを言語化する。すなわち「考えている運転」が習慣化すれば、それだけ運転に集中していることになり事故防止に繋がりやすくなります。
事故をしない運転とは、運転に集中していることが大前提であり、自分の運転をすべて言語化できる運転のことです。
研修の時に、いつもと違う運転をしようと思っても難しいということ。
例えば、安全確認のやり方ひとつでも、普段の運転でミラーしか使っていない人は、いきなり目視での確認をしようと思ってもムラがあったり抜けてしまいます。
いつもはミラーだけで安全確認をしている人が、研修の時には目視での安全確認をしっかり出来ているとすれば、それは以前に目視での安全確認を習慣にした経験がある場合です。
すなわち、いつもの運転、その人本来の運転を見たうえで改善点を抽出する必要があります。
冒頭で述べたように、いつもと同じ環境で運転をすることで本来の運転が出やすい傾向にあるので、出張運転研修による運転観察は効果的です。
上記で述べた安全確認のやり方も、なぜミラーの確認だけでは問題があるのか納得をしてもらう必要があります。
ただ「そうしなければいけない」と義務役割でやっていても習慣になるどころか、すぐに忘れてもとの運転に戻ってしまいます。
安全確認の場合ですと、ミラーだけの確認をしていることで起こりえる事や実際にあった事故事例などを伝えて事故に繋がる可能性を示唆することで、受講生の方には納得をしてもらうようにしています。
自分が直す必要がある課題がはっきりすれば、次は改善をしていくだけです。
ただし、ここが実際には難しいところかもしれません。
普段運転をしている人は、運転をしている経験が長ければ長いほど、今までの運転が無意識に身についています。
頭や体が自分の運転を完全にインプットしている状態なので、この運転を新しい運転に書き換えるようなものです。
そのためにも、課題をなぜ改善する必要があるのかという明確な理由と、運転をするたびに毎回修正することを意識して行うことです。そのためにも、自分の運転を修正するための反復練習を重ねていくことが必要です。
1回の運転が終わるたびに、自分の運転はどうだったかを必ず振り返ること。そして、出来ていた事だけでなく、出来ていなかった事を明確にして次の運転で再度実践していく。
このサイクルをまずは繰り返し行っていきましょう。
出張運転研修では、より具体的な反復練習方法についても伝えていきます。
出張安全運転研修は、私たちがお客様先へ訪問をさせていただき運転研修を行います。
受けるお客様は、研修に必要最低限の時間を作るだけで受講できます。
また、今回の記事で述べたような運転練習のみならず、安全かつ事故をしないための運転についてをテーマにしたセミナーも行っております。
企業様で運転研修をご担当の皆様へ
ぜひ社員の方の安全運転研修やセミナーに関することのご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。