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安全運転
2025.08.25 (月)
2025年7月の夕方、関東地方では1時間の間に東京都練馬区付近で約110ミリ、杉並区付近で約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
この時、新宿区にあるアンダーパスでは1m30cmの冠水を記録しています。
車を運転中に、夏ならではのゲリラ豪雨に見舞われ、ドキッとしたドライバーの皆さんも多いのではないでしょうか。
だんだんと雲行きが怪しくなり、雨が降ると分かっていても車を走らせる必要がある時は、なかなか待避することも困難でしょう。
今回の記事では、このような豪雨の時に安全な運転をするための判断について書いてみました。
この記事を書いているのは8月下旬ですが、まだまだ突然のゲリラ豪雨もあると思います。ぜひ皆様の安全運転の一助になれば幸いです。
目次
自動車が安全に走行できる水深は、地面から概ね10cmから20cmと言われています。
車高が高いSUVの場合は30cm、オフロード向けの特別な対策を施した車では40cmから70cmまで対応できるというメーカーもあります。
しかし、急激な雨により川のように流れが出来てしまうと、流されてしまう危険性があります。
このような点から、地面から20cm以上水深があるような場所は、避けて迂回することが賢明と考えます。
上の画像では、実際に水が溜まりやすいアンダーパスで、地面から20cmの位置と1mの位置にラインを引いてみたものです。
20cmの安全なラインは、実はとても低い位置になりますので、自動車がいかに水に弱いかが分かると思います。
すなわち、このようなアンダーパスを通過する際には、十分に前方の様子を確認して判断することが重要だと言えます。
「大丈夫だろう/行けるだろう」「引き返すのも面倒だし・・・」ではなく、「立ち往生しら危ない」「追突などの多重事故にもなる」からやめておこう。このような判断をすることも安全な運転をするには必要不可欠です。
運転をする時は、雨だけでなく雪の日もあれば、強風時における高速道路での運転をする日もあるでしょう。
また、走る場所によっては霧の中を走ることもあります。
このような悪条件下での運転では、どのような点に注意をすれば良いかについての予備知識を持っておき、運転で実践することが重要です。
今回は、突然のゲリラ豪雨のような場面での運転において、万が一を考えた判断をすることが重要だとお伝えさせていただきました。
自分ひとりの問題ではく、あなたの大切な人や会社の損害を防ぐことにも繋がります。
まだまだこれから夏の残暑が続きます。
突発的な豪雨には細心の注意を払って運転をしてください。