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安全運転
2025.07.10 (木)
車を駐車するとき、あなたは前向きに停めますか。それともバックで停めますか。
一部の場所(例えば、看板などで前向き駐車と書かれているなど)を除いては、前向きで停める人もいれば、バックで停める人もいることでしょう。
どちらが正解ということはありませんが、どちらの方法でも注意する点があり、安全に車を動かすということに変わりはありません。
すなわち、「どちらが簡単」とか感じることはあっても、注意する点があることに間違いはないということです。
今回の記事では、前向き駐車とバック駐車の比較について書いていきます。
ぜひ、駐車をする時に参考にしてみてください。
目次
車を前に走らせる時と、後ろに下げる時。
一般的にどちらが危険度が高いのでしょうか。
一つ言えることは、車を後ろに下げる時の方が見えにくい部分が多いということ。
前に走らせる時と比べて、視界は狭くなり障害となるもの(車のボディなど)も多くるので、見渡せる範囲も狭くなります。
では前向き駐車の方がいいのではないかと思うかもしれませんが、前向き駐車をすると、出庫する時に車を後ろに下げて出ることになります。
前向き駐車もバック駐車も、どちらも「車を後ろに下げる」ことが伴うのです。
駐車をする時は、車を前に走らせる時と後ろに下げる時の特性や、車の動きを把握することがとても重要になってくるのです。
ここで、前向き駐車とバック駐車について比較するため、下図のような表にまとめてみました。
前向き駐車とバック駐車、どちらも出来るように習得しておくことは必要です。
なぜなら、どちらかの駐車をすることしかできない「場面や状況」があるためです。
さらに、車の運転では、いろいろな車の動かし方を身につけていた方が、結果的に安全な方法を選択することができるからです。
次に、前向き駐車とバック駐車、それぞれの車の動きをイラストで示してみました。
(車の最小回転半径を5.2m、駐車スペースを2.5m × 5.0mとしています)
イラストからもイメージが出来るように、バック駐車の方が、前向き駐車に比べて「車庫の前にあるスペース」を使わなくても入出庫しやすいのです。
「狭い場所」では、バック駐車の方が安全で現実的です。
前向き駐車は一見入れやすく感じますが、「入れたはいいが、出られなくなる」という最悪のケースに陥りやすいです。バック駐車は入庫することに苦労しても、出庫する時の安全性と操作自由度の高さが大きなメリットです。
前向き駐車の指定がない場所では「バック駐車」をオススメいたします。
私たちが行っている駐車の指導についてをまとめた記事もあります。
こちらもぜひご覧ください。