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安全運転
2025.05.01 (木)
仕事で高速道路をよく運転する人も多いことでしょう。
中には免許を取って間もないうちに、高速道路を運転しなければならないという方も多いのではないでしょうか。
私も初めて高速道路を自分一人で運転した時は、やっぱり不安と怖さがありました。
「うまく走れるかな」という気持ちが常につきまとっていた感じは、今でもはっきりと覚えています。
今回の記事では、“特に”免許を取って間もない方がやってしまいがちな高速道路での運転と、高速道路を安全に走るためのポイントをまとめてみました。
仕事で運転をする方もプライベートで運転する方にも、ぜひ読んで参考になればと思います。
目次
本線車道へ入るときに、加速車線での加速が足りず、本線を走ってくる後続車をジャマしてしまう。
加速車線では、十分な加速をしないとかえって危険を招くことになります。
もちろん、大型連休などの影響で本線が混雑している場合は別ですが、通常の高速道路への合流ならば「加速車線で十分に加速すること」が必要です。
補足になりますが、車の運転を練習する場合には、アクセルを踏んでスピードを出すこともしっかりやらないといけません。そうでないと、ブレーキを使って速度を落とす練習ができないからです。
合流や進路変更が多い場所は、料金所の前後のあたりです。
そのため、中央付近の料金所を使うことで進路変更などしなくて済みます。
ただ、料金所が多い場所では、左右の料金所を通過した車がどんどん中央付近に迫ってきます。
自分が料金所を通過した際にも、必ず速度を上げていきながらも左右の車にも注意を向けていきましょう。
高速道路だけに限ったことではないですが、初心者の時は特に「他の車に迷惑をかけてはいけない」とか「なんとなく無意識のうちに」、他の車につられてしまうことが多いようです。
制限速度を守っている車ばかりでありません。制限速度を超えて走っている車だけを見て運転をすれば、自分の車も速度が出ていつの間にか制限速度オーバーということにもなります。
初心者のうちは、他の車につられやすい傾向が多くあるので、高速道路のように見通しがよく広い道を走る時は、スピードメーターもよくチェックしておきましょう。
初心者の方や運転に慣れていない時は、どうしても運転中の視線が「下がる」傾向にあります。
そのため、道路に対してまっすぐ車を走らせることも難しかったりします。
高速道路の場合だと、車線を区切る線(白の波線)を見ていたりして、先の道の形状を見ていないことが原因です。これにより、どうしても道路に対して車がまっすぐ走っているかが分かりづらくなり、ハンドルを小刻みに動かしてしまうことで車がフラつく原因になります。
ポイントは「道路に対して車がどの向きを向いているのか」ということなので、道の形状をよく見れるようにすることが大事なのです。近くだけでなく、道の先がどのようになっているかを見るつもりで視線を意識しましょう。
高速道路を走る時は、車間距離は長ければ長いほど安全です。車間距離が充分にあれば、合流するときや車線変更をするときでも慌てることもなく、ゆっくり走っていても周囲の車に煽られる心配もないでしょう。
またトラックの後ろを避ければ視界が良くなるので、早めに標識や交通案内に気づくことができ、余裕を持った判断や運転がしやすくなります。
参考になりますが、高速道路の車線境界線を目安にして、前車との車間距離を確認することもできます。(下記参照)
<ワンポイントアドバイス>
これは運転のことではありませんが、高速道路ではスピードを出して走るので、街乗りに比べて車にも負担がかかります。
そこで、タイヤの空気圧のチェックやガソリンの残量も含めて、高速道路を走る前には車の状態もチェックしておくと良いでしょう。
高速道路で車のトラブルがあると、自分だけでなく他の車にも迷惑をかけることもあり、思わぬ事故になることもありますから。
まだまだ他にも、高速道路の運転で注意をすることはたくさんあります。
例えば、ダラダラと長く緩やかな下り坂が続いたあとに登り坂になった場合や、夜間の走行、悪天候時の走行など。
車の運転では、「認知と何が起こるかの予測と判断」、そして車の特性(性能)を理解した操作をすることが重要です。
決して急がず無理をしない運転をすること、そして慣れからくる油断と漫然な運転にならないように注意をしてください。