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安全運転
2024.11.27 (水)
交通違反を起こすドライバーには、大きく分けて2通りのタイプの方がいます。
1つは「交通ルールの理解不足」
交通ルールを忘れていたり自分なりの解釈になっていたりしてルール違反をしてしまうことがあります。
2つ目は「交通ルールへの意識が低い」
交通ルールを徹底して守るという意識が薄いため違反をしてしまう場合です。交通ルールへの意識が薄いと、道路標識を見落として違反を起こしたりします。
どちらの場合でも、交通ルールを守らないという意味では同じです。
交通ルールを守らないと交通事故を起こす可能性は増えます。なぜなら、交通ルールを守っている他の車両と守らない車両が道路で混在すれば、“ドライバーから見て予測できない運転行動”が増えるからです。
今回のコラムでは、検挙数が多い交通違反と「交通事故の原因」となる交通違反をしないための運転についてまとめていきます。ぜひ今後の運転で取り組んでみてください。
目次
ここでは2022年の全国での交通違反の検挙数のワースト5をご紹介します。
仕事で忙しい皆さん、つい電話を片手にハンドルを握ることはしていませんか。
電話に気を取られると事故の原因になります。
話に意識が向いてしまい、いつもなら発見できる危険要素に気づけなかったり見落としがあったりします。
携帯電話での通話はもちろん携帯電話の画面を注視したり操作することもやめましょう。
特に信号が黄色に変わってからの対応は人によってバラツキが出ます。
しかし、黄色信号本来の意味は「止まれ」ですから、黄色信号になることを“予測して止まる準備をする”ことが正しい運転操作なのです。
止まらずに進むことは例外だという認識の方がいいでしょう。
指定方向外通行禁止の標識や、車両進入禁止の標識があります。
標識があるにも関わらず行ってはいけない方向へ進むことはあまり無いと思います。つまり、標識に気づかなかったり“探そうとしていない”ことで見落とすことが一番の原因だと考えられます。
必ず道路標識は探すようにしましょう。
制限速度は誰もが知っていることです。
つまり、最高速度違反で捕まるということは“意図的に速度を出している”からなのです。
言い換えれば、ドライバー次第でこの違反はほぼ100%防ぐことができるものです。
とても検挙数が多い違反項目です。
一時停止場所を徐行したまま通過したり速度を落とすこともせず通過したりすることが目立つようです。
この時のドライバーの意識としては「自分では止まった」と思っていることが多いです。
以上が検挙数ワースト5の交通違反です。
どの違反もドライバー自らの判断により行っているものです。つまり、ドライバーの判断で全て防げる違反ばかりだと言えます。
交通違反をしない人は、交通違反をしないための運転を継続しています。
シンプルにこれだけです。では以下に具体的なやり方を示していきましょう。
知らないことをやってくださいと言われても無理があります。
まずは交通ルールを忘れている人は覚えることが必要です。
例えば標識の意味の場合。
いきなり道路標識をすべて暗記するのは難しいと思いますから、まずは「よく見る標識」「見ないと危険な標識」と言うように絞って覚えていきましょう。
周りの車に合わせて自分も同じスピードで走るとかやめましょう。
確かに“交通の流れ”に合わせていくことも、事故の原因を作らないという意味では重要です。
しかし、だからといって交通ルールを守らないことがいい事にはなりません。
他の車がこうしているから自分もこうするというのは、自分が間違ったことをしていることを正当化するための言い訳に過ぎないのです。
自分の運転が「交通ルールを守った運転」なのかプロの目から見てもらう。
もし守れていない運転であれば、交通ルールを守る運転にするにはどのように改善すればいいのかを教えてもらう。
交通ルールを覚えて、交通ルールをいつも意識して運転をすることが継続できれば時間の経過とともに身についていきます。
他の交通へ配慮するための運転マナーがなければ、譲り合いの気持ちが欠如した自分都合の運転になります。
自分都合の運転が交通ルールを正確に守る運転をしようという意識を低下させます。その結果として交通違反を招き交通事故につながるのです。
つまり、日頃から自分都合ではなく相手のことを考えた運転をすること。そのために交通ルールを守る運転が重要になる訳です。