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新人研修で必要なカリキュラムとは?目的・内容も併せてご紹介!

研修案内

2022.01.27 (木)


新人研修をする際は、まず目的を明確にすることです。

目的を明確にすることで、適切なカリキュラムが選べるようになります。

この記事では、新人研修のカリキュラムを決める手順と、新人研修の具体的な例を解説しています。

新人研修で必要なカリキュラムとは?目的・内容も併せてご紹介!のイメージ

目次

まずは新人研修の目的を明確にする

新人研修のカリキュラムを設計する際は、新人研修を経て新入社員にどうなって欲しいのか目的を明確にします。

学生から社会人になるために、ビジネスマナーやスキルを身に着けてほしいというだけでは目的として明確ではないため不十分です。

目的の種類はおもに2つあり、即効性のある目的と長期的な目的の2つに分けられます。

 

即効性のある研修の目的

即効性のある研修とは研修を受けたその時から実践が可能な研修です。

具体的にはビジネススキルやマナーの研修が即効性のある研修になります。

最低限のビジネスマナーを身に着けて、できるだけ早く業務に入って欲しいという場合は研修期間が短くなります。

入社してすぐに成果を出すと、新入社員のモチベーション向上につながり早期退職者を減らす効果が期待できます。

 

長期的な目的

長期的な成長を目的としている場合に、よく実施される研修が「スタンス研修」です。

スタンス研修とは仕事に対する向き合い方や意識改革をする研修のことです。

業務スキルやコミュニケーション能力も仕事をしていくうえで重要な能力ですが、中長期的に活躍をするためには、仕事に対する正しい向き合い方を意識することが重要になります。

新人研修で「即効性のある目的」と「長期的な目的」の両方をバランスよく取り入れることで、成長を続けられる社員になるでしょう。

 

新人研修を行う時期

新人研修は、入社直後に行われるケースが多いです。

その後、集合研修を経て実際の職場で先輩から指導を受けるOJT研修を行ったりします。

新人研修の期間は、会社によって変わります。

ビジネスマナー研修のみの場合は最短で1日で終わることがありますが、研修をしっかり行う会社の場合は1年間研修期間を設けてじっくりと教育するケースもあります。

会社の方針や仕事の内容によって必要な研修や研修期間が変わるので、自社に合う研修を行うといいでしょう。

 

新人研修のカリキュラムを決める手順

新人研修のカリキュラムは、できれば毎年変更するのが望ましいです。

新入社員のレベルや会社の経営状況などは毎年変わるため、その時に適した研修カリキュラムを組むといいでしょう。

新人研修のカリキュラムを決める手順を5つの段階に分けて解説します。

 

新入社員のレベルを確認する

新入社員といっても人によってそれぞれのレベルが変わります。

例えば、インターンシップで実際の業務を経験している新入社員と、アルバイトの経験もない新入社員とではビジネスマナーやスキルに大きな差があります。

そのため、難易度が高い研修を行っても理解できる新入社員と、ついていけない新入社員で分かれてしまうかもしれません。

そのため、まずは新入社員のレベルを確認することから始めます。

 

新人研修の目的を決める

研修の目的がないと、研修の進め方が分からなくなってしまいカリキュラムを決めることができなくなってしまいます。

また、研修のカリキュラムを組む側が、研修の目的を共有していないと、講師によって言うことが異なってしまうかもしれません。

このような状況では参加者の混乱を招いてしまい、研修の効果が弱くなってしまう可能性が高くなってしまいます。

研修を進めていくなかで、参加者の理解度に応じて内容の修正などがあるかもしれません。

しかし、目的が明確であれば多少の修正があっても大きなズレにはならずに意味のある研修となるでしょう。

 

研修期間を決める

研修期間が長ければ長いほど、さまざまなカリキュラムを実行できます。

しかし、会社によってはできるだけ早く現場に出てきて欲しいという場合がありますし、業務内容によっては研修よりも現場を経験した方が早く実力が身に付くこともあります。

研修期間は長くても短くてもどちらでも構いませんが、大切なことは事前に研修期間を決めることです。

研修期間を決めないと研修期間が延びてしまったり、内容を詰め込みすぎたりしてほとんど理解されず研修の意味がなくなってしまう恐れがあります。

 

新人研修のカリキュラムを決める

新入社員のレベルを把握し、研修期間も決まってから研修のカリキュラムを決めましょう。

カリキュラムを決めるときは内容に優先順位を付けると整理しやすいです。

また、各研修の時間やそれぞれの研修をいつ行うのか、構成を決めておくと研修全体の流れがスムーズになり、参加者の理解度がより深くなるでしょう。

 

カリキュラムの手法を決める

カリキュラムの内容が決まったらどのように研修を行うか手法を決めます。

座学だけではなくフィールドワークをしたり、外部の講師を呼んだり、効果的な研修にするためにさまざまなことを考える必要があります。

カリキュラムの手法が誤っていると、思っていた成果が得られなくなってしまうことがあるので、よく考えて決めるといいでしょう。

 

新人研修のカリキュラムを決める際の注意点

カリキュラムを決めるときの注意点は3つあります。

  • 社員だけではなく自社の成長になる内容にする
  • 座学とグループワークをバランスよく
  • 研修を外部に委託するのも方法のひとつ

それぞれ詳しく解説します。

 

社員だけではなく会社の成長になる内容にする

新人研修は、新入社員の成長のために行います。

しかし、社員の成長は会社の成長にも繋がると言えるでしょう。

研修でスキルを身に着けても実際の業務に活用できる機会がなければ意味がありません。

カリキュラムを組み立てる際は、会社の利益につながりやすいのかよく考えてから内容や優先順位を選ぶといいでしょう。

 

座学とグループワークなどをバランスよく

座学の研修だけでは参加者が受け身の受講になってしまい、集中力が低下する恐れがあり、カリキュラムの内容があまり身に付かないケースがあるかもしれません。
カリキュラムの内容によっては、座学のみになってしまう場合があるかもしれませんが、できるだけ座学以外のカリキュラムも用意するのがおすすめです。
例えば、グループワークやフィールドワーク、営業職の場合はロールプレイングなどの実際の業務に近いことを経験するカリキュラムを用意するといいでしょう。

 

研修を外部に委託するのも方法のひとつ

基本的に新入社員の研修は自社が行います。
しかし、新人研修のノウハウがない会社や、従業員数が少なく新人研修用の人員を確保できない会社などは研修を外注化するのも方法のひとつです。
新人研修の経験が豊富な会社なら、自社に合ったカリキュラムの提案や内容のフィードバックなどを受けられるので、新人研修に慣れていない会社は外注業者に相談してみるのもおすすめです。

 

新人研修の具体的な例

新人研修のカリキュラムを組むにあたって、実際にどのような研修をすればいいのかイメージが付きにくい人もいるかもしれません。
多くの会社の新人研修で取り入れられているカリキュラムをご紹介します。

ビジネスマナー・電話応対

新人研修でほぼ必須といえるのがビジネスマナーと電話応対の研修です。
ビジネスマナーはどの業務内容でも必要になります。
お客様と接する機会が多い職種はもちろんのこと、他社と共同プロジェクトをする場合や、社内の他部署との連絡などビジネスを進めていくうえで非常に重要なスキルです。
具体的な研修内容は、挨拶の仕方や身だしなみ、言葉遣いなどを身に着けますが、とくに重要なのが電話応対です。
電話応対は新入社員の役割になっていることが多いです。
しかし、電話をかけた側からすると応対しているのが新入社員なのかわからないので、もし不適切な対応をしてしまうと会社の評判が下がってしまう可能性があります。
また、最近の新入社員はメッセージでのやり取りに慣れており電話のコミュニケーションに抵抗がある人もいるので、研修で電話に慣れてもらうといいでしょう。

 

文章作成に関する研修

文章作成にはメール文章や手紙、プレゼン用資料などさまざま含まれています。
ビジネス文書は、友人や家族に送る文章とは別物のため、書き方や注意すべきことも変わってきます。
しかし、ビジネス文章に意識が寄りすぎて肝心の内容が相手に伝わらないこともあります。
研修では、ビジネス文章の書き方や内容のまとめ方、相手目線に立って文章を制作するコツなどを学びます。

 

ロジカルシンキング研修

ロジカルシンキングとは、直訳すると論理的な思考ということです。
研修では論理的な思考力を鍛えたり、論理的な考えを相手に分かりやすく伝える話し方を身に付けます。
ロジカルシンキングはさまざまなシーンで活用できます。
お客様にプレゼンしたり、プロジェクトで発言したり、入社してからしばらくすると自分の考えや意思を発信する機会が増えてきます。
ロジカルシンキングはすぐに身に付くのではなく、意識して生活するなかで少しずつ身に付くスキルです。
新人研修でロジカルシンキングのことを意識することが、今後の成長につながります。

 

WordやExcelの研修

WordやExcelなどの業務で利用する機会が多いソフトの操作方法を覚えるための研修もあります。
とくに事務作業をする社員は、資料の作成や情報の管理などのあらゆる場面でWordやExcelを利用する機会が多いです。
会社によってはWordやExcel以外のソフトの使用が必須になっていることもあります。
新人研修で基本的な使い方を教えて、スムーズに仕事に入れるようにしています。

 

チームビルディング研修

チームビルディングとは、チームメンバーのスキルや能力などを最大限発揮し、目標を達成できるようなチーム作りに取り組むことです。
座学だけではなく、体を動かす研修をすることもあります。
具体的には、スポーツ大会やフィールドワークなどがありますが、チームビルディング研修でよく利用されるのが「ペーパータワー」です。
ペーパータワーとは、支給された枚数の紙を利用してできるだけ高いタワーをチームで協力して作ることです。
チームが最適化するために、自分がどのような役割を担うべきなのかなど、チーム形成について体系的に学べます。

 

ストレスの対策に関する研修

ストレスとはどのようなものなのか、ストレスの発散方法や向き合い方を研修で教わります。
とくに新人のうちは、学生と社会人のギャップに対応できずに、ストレスを抱えてしまう社員が多くいます。
ストレスを抱えすぎると会社と本人どちらにとっても悪影響です。
ストレスのことをよく知り、ストレスを抱えにくくしたり上手く処理する方法を身に付けるための研修です。

 

キャリアデザインの研修

キャリアデザインとは、これからどのようなキャリアを築いていきたいのかを明確にすることです。
目標とするキャリアが明確であれば、努力の方向性を誤ることがなくなりますし、高いモチベーションを持ち業務に励むことができます。
今後どのようなキャリアを形成していくのか、キャリアの考え方やキャリアを描く方法などを教えてもらい、目標のためにどう行動をするべきなのか理解するための研修です。

 

コンプライアンス研修

コンプライアンスとは法令遵守のことです。
近年、コンプライアンスの意識が高い会社が増えています。
コンプライアンス違反をした会社は罰則を受けるだけではなく、信用を失ってしまい顧客などとの取引に影響を及ぼすケースもあります。
このようなリスクを避けるために行うのがコンプライアンス研修です。
とくに多いのが、SNSから機密情報が漏洩したり、不適切な行動をしてしまったりすることです。
新人研修ではコンプライアンスの重要性や行動規範について理解してもらうことが重要です。

 

【まとめ】 新人研修は外注も検討しよう

新人研修のカリキュラムは、会社によって変わります。
ただし、ビジネスマナーや電話応対の研修はほとんどの会社で実施されています。
研修期間をあまり設けられない場合はビジネスマナーと電話応対のカリキュラムを組み込むといいでしょう。

新人研修のことがよくわからない場合や、新人研修にコストをかけられない場合は外注するのも方法のひとつです。
ヒューマンダイナミクスではお客様が抱える課題や問題を解決するための育成をしています。

新人研修についてお悩みの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。