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人間関係
2023.02.17 (金)
相手からの印象が、いつの間にか好印象に変わっていく気づかいの秘密についてまとめていきます。
最初は意識していないと出来なくても、やり続けることで習慣にすることができます。
習慣になったと同時に、相手からの印象度は大きく変わっていることでしょう。
目次
例えば、朝出勤して上司に会った時。
「◯◯課長、おはようございます! 今日も1日、よろしくお願いします。」
「仕事で分からないことがあったら、その時は相談させてください。」
知識やノウハウを上司は持っているので、困った時にはぜひ知恵を貸してくださいという
言葉は、面倒見のいい上司や頼られたいと思っている上司には響きます。
しかも、自分の仕事にもいい成果をもたらしてくれるなら一石二鳥です。
例えば、上司に食事を奢ってもらった時。
「ごちそうさまでした。とても美味しかったです!」これだけでは終わらせないで
「すごくいい話が聞けて、自分には足りないものが分かりました。」
上記のような気づかいの言葉は、また教えてあげようとか、困ったときは力を貸してあげようとか思われるきっかけになります。
補足になりますが、20代のうちから気づかいの気持ちと言葉、そして行動力がある人は間違いなく出世コースを歩むことができるはずです。
言葉だけでなく、ちょっとした行動を変えるだけでも相手からの印象を変えることができます。気づかいは、言葉だけでなく行動でもたくさん示せるものです。
例えば、先輩社員と現場へ車で移動中。
いつも運転をしてくれる先輩がいるなら、途中のコンビニで一息つけるように缶コーヒを買って渡してあげる。
お昼を食べた後なら、眠くならないようにさりげなくガムを渡してあげる。
上記のような場合、コーヒーにしてもガムにしても、渡すための目的がしっかりとあること。
ただやみくもにあるからあげるのではなく、意味があるということがポイントです。
例えば、会議で使う資料を上司に頼まれた場合。
会議に参加する人のことを考えて、年齢層が高めの人がいるなら文字の大きさや見やすさを意識して作成する。
何枚もの資料になるなら、紙をめくりやすくするように綴じてみる。
例えば、何度も会っているお客様との打ち合わせに行く時。
たまにはお客様の好きそうなものを手土産として用意してみる。
「ここのお菓子はいつも人気で、チャンスを狙っていたのですが、今日こそは絶対買ってプレゼントしようと思っていたんです。」
と付け加えて渡してみる。
すべて共通しているのは、相手に喜んでもらおうという気持ちからの行動であることです。
ちょっとした気づかいは、結局のところ相手のために何ができるかを考えているから出来ることなのです。
ここからはじっくり読んでほしいです。
誰でも、記憶に残るくらい嬉しい気づかいや、感動した気づかいをされたことはあるはずです。自分がお客さんとしてお店に行った時や、電話で問い合わせをした時などを思い出してみてください。
例えば、カスタマーセンターへの問い合わせの電話。
「今回は、◯◯が対応させていただきました。またのお電話をお待ちしております」というお手本にしたくなる電話対応。
例えば、行きつけの居酒屋さん。
お会計が終わってお店を出ようとした時、笑顔で寒いのにも関わらずに店の外まで出てきて「またお越しください。明日もお仕事頑張ってください!」と見送ってくれた。
例えば、ホテルを出てバスに乗り込んだら、女将さんたち一同による感動的なお見送り。
上記のような気づかいや対応は、特別な人だけが出来るものではありません。
相手にどのような気持ちになってほしいか、そして自分は相手のために何が出来るのかを考えた結果として行動になっていると言えます。
あなたが受けた気づかい、感動した対応は、あなた以外の人も感動しています。
ぜひあなたが感動した気づかいを、他の人にもあなたの知恵も加えて実践することで気づかいができる人になっていくことでしょう。
これは本当の話です。
お店で、自動ロボットが頼んだものを運んでくるとき。
初めてみると「おぉ〜 ロボットが運んできた」と思いますが、なぜか何回も見ていくうちに、感動どころから何も感じなくなります。
しかし、これが相手を気づかえる店員さんだったらどうでしょうか。
お水が減ってきたことに気づいたら、お水を入れに来てくれます。
デザートをお持ちしましょうか?と抜群のタイミングで確認をしに来てくれる。
食べ終わった食器を、絶妙のタイミングで回収しに来てくれる。
些細なことかもしれません。
そしてやっていることはロボットと同じだったとしても、相手が今ここでやってほしいと無意識に思っているタイングで行動していることが、相手からの印象を抜群にあげていきます。
いわゆる「気がきく人」になるということです。
人を大事にする人は、誰かのために何かをしてあげたいという気持ちがあります。
誰かに指示されなくても、自分が出来ることをしてあげたいとか喜んでもらいたいという気持ちがあります。
このような気持ちがある人は、決して少なくないと思います。
決定的に違うのは、ただそう思っているだけでなく目に見えるように行動にしているということです。
さらに、見返りを求めずに純粋に相手を思って。
結局のところ、誰とどのような関係で仕事をしていくのか。本当に大事なことだと思うのです。たとえ生涯でたった1回の出会いであったとしても、一緒に時間を過ごすなら全力で向き合いたいものです。
そして、気づかいができる人は、気づかいをされるようになり、人から大事にされ必要とされる人材になっていきます。