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ビジネススキル
2023.01.17 (火)
「私は、人見知りだから、なかなか人間関係がうまく作れない」
「私は、人前で話をするのが苦手だから、限られた人としか話ができない」
「人と仲良くなるのに時間がかかるタイプ」
人とうまく人間関係を作りたいと思いながらも、このような気持ちを持っていることはありませんか?
このように“自分の中にあるできない理由”を探しながらも、良好な人間関係を作りたいと思っているからこそ、きっとこの記事を読んでくださっているのだと思います。
最後までお読みいただき、行動に移すことで今までとは違った人間関係が作れると思います。
ぜひ読んで試してみてください。
その前に、私自身が実際にやってみてどうなったのかについて書きたいと思います。
・自分の話に、興味を持って聞いてくれるようになった
・仕事を頼んだら、快く引き受けてくれることが増えた
・プライベートの相談なども、真剣に乗ってくれることが増えた
・本音で付き合いができるようになった
・上司には、仕事の話をしないといけないという訳ではないと分かった
目次
人が集まってくる人には、集まってくる理由があります。
会社の中を見回してみると、いつも頼られる人は頼られる理由があります。
例えば
・いつも親身になって力になってくれるから
・自分毎のように一生懸命だから
・安心感があって心強いから
他にも数えきれないくらいの理由があるのだと思います。
私は、人見知りで初対面の人と会うと、何を話せばいいのだろうとか考えてしまい
会話ができないことが多かったです。会話ができないというのは、自分から話題を出していくことが出来なかった。
いや、正確にいうと“会話を出そうとしなかった”のかもしれません。
会社の上司には、仕事の話をしないといけないと思っていましたし、くだらない笑い話は
会社ではしないようにしていました。
もし、あなたが「自分が人見知りで相手と話が弾まない、人間関係が作れない」と思っているとしたら、それは自分だけが思い込んでいる勝手な妄想だということに気づいて欲しいです。
これではいけないと思い、私は「会話を続けないといけない。相手とうまく会話ができないといけない。」このように思っていたので、自分の話をどんどんしていました。
確かにこうすれば、会話を続けることは出来ました。
しかし、自分がすごく疲れました。
話をしたくないのにしているからです。
そうではなく、相手の話をしっかりと聞くだけでも会話は成立していくことが分かりました。
相手の話すことに相槌を打ったり、言ったことを繰り返してあげることでも会話になります。
聞き手に回ることや、聞かれたことに答えるだけでも、相手との関係が作れれば無理に会話を弾ませる必要はないということです。
大事なことは、会話量を増やしたり話のテクニックを磨く前に、自分が接したいと思う人には素直に自然な接し方をすること。
つまり会話量が少ない=人間関係が作れないということでは、必ずしもないということです。
では、どうやって少ない会話でも相手との関係を作れるのか。
まずは相手へ興味関心をもつことです。
会社の中の人は、同僚や先輩、上司、全て同じ方向に向かっている仲間です。
確かに育ってきた環境や、体験してきたことも違うので全てが合うとは限りません。
でも、お互いに興味関心をもって接することが大事です。
切り口としては、会社の中の人ならば仕事の話が一番簡単かもしれません。
・仕事で分からないことがあれば聞く
・こまめに出来たことを報告する
・自分が考えていることを話す
特に、自分が考えていることを話すことは、相手に自分が何を考えているかが分かります。
そして相手からも、接してくれる機会が増えることにもなります。
人間関係で疲れる人の特徴として
・人から好かれようとしすぎている
・人に執着しすぎている
・人に期待しすぎている
この3つを「しすぎる」ことにあります。
私は、人見知りであまり話をするのが得意ではないけど、上司からは気に入られたいという思いは強かったです。
上司に気に入られるためにはどうすればいいのだろう。好かれるにはどうすればいいのだろう。
出世をしたいから、そればかりを考えていました。
今思えば、仕事でお客様に対して何をすればいいだろうとか、正直二の次でした。
これをやれば上司は喜ぶかな。
上司の仕事がラクになるために、前もってこれをやっておこう。
全て自分のために、自分の出世のためにやっていたので、正直疲れました。
これが悪いとは言いませんが、無理して人から気に入られようとするのは、やがて心に負担が大きくなります。
やるべきことをやる。真摯に仕事に向き合う。何事にも一生懸命取り組む。
こういった基本的な姿勢そのものが、人を惹きつける魅力になっていくことを後から知ることになります。
これも私の場合ですが、私は社内では「評価ばかりを気にして」特定の人にだけ執着していた時期があります。
会社の上司もそうですし、特定のお客様にも気に入られて売上を伸ばそうという気持ちが本当に強かったです。
そうすると、どうなるか?
知らず知らずのうちに自分都合で行動をするようになって、自分だけが良ければいいという考え方になってしまいます。
常に人からどう見られているかを気にして、本来の自分らしさが無くなっていきます。
自分にとってメリットのある人は、この人だと勝手に決め込んでしまい、自分で自分の人間関係の幅を狭めてしまいます。
つまり、表面上だけの人間関係が出来上がってしまうので長続きはしなくなります。
これは部下が出来た時に、特に感じたことでもあります。
もちろん、部下を育てたいと思うし、部下には成果を出してもらいたいと思っています。
それが何より、会社のためである前に、自分と苦楽を共にする大切な部下のためになるからです。
でも、言えばやってくれる。分かってくれる。
このような気持ちが強すぎると「なぜ自分ばかりが?」「なんでやってくれないのだろう?」という自分だけが裏切られたような気持ちになっていました。
でも、決して部下は自分を裏切ったりはしていなくて、部下には部下なりの考えや気持ちがあります。
そこを汲み取って、どうすればお互いがいい形で進めるような人間関係ができるかを考えることが大事です。
このような場合、大抵はコミュニケーション不足や、目指す方向性の食い違いにあります。
好かれようとしたり、執着しすぎたり、期待しすぎることで、勝手に自分で疲れてしまい人との関わりが負担になっていくので注意が必要です。
社内での人間関係をうまく作るには、以下のことをやってみてはどうでしょうか。
1、 同じ部門の人は同じビジネスパートナー。
だからこそ、仕事の進捗状況や報告。そして、自分の課題や悩みなども相談してみる。
少しの会話、接する時間からでも積み上がれば人間関係ができていきます。
2、 上司は自分を見てくれる人
苦手な上司も中にはいるかもしれません。どうしても合わないと思う上司もいるかも
しれません。
無理に距離を縮めるのではなく、適度な距離感で接することも大事なことです。
3、 同僚や他部門の人
仕事での関わりがなくても支障がない場合もあると思います。
ただ、接する機会があったときは、しっかりと挨拶をする。ハキハキと会話をする。
些細なことに思えるかもしれませんが、人間関係が浅い人ほど第一印象は強烈なインパクトになります。
そして何より、自分自身が会社で勤めているならば、目の前のことに手を抜かずに真剣に全力で取り組むことです。
全力で取り組むと、人の意見を聞くことが必要になったり、その姿勢が他の人へ好感を持たれて協力したいと思ってもらえたりします。
何より一目置かれるように自然となっていきます。
このことが人間関係が良好になる秘訣でもあり、人脈は自然とできていくと言われる所以なのです。
人間関係について、過去にも書いた記事があります。
こちらもあわせてお読みいただければ幸いです。