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ビジネススキル
2022.04.17 (日)
4月に入社した新入社員に対して、企業の教育担当者の方にはこんな思いはないでしょうか。
「1日でも早く職場に、社会に慣れて欲しい」
もしかしたら、教育担当者の方だけではなく、採用担当者、配属された先の直属の上司の方、役員の方、そして経営者の方、誰もがそう思っているかもしれません。
仕事が楽しくなりやりがいも出てきた。
仕事を通して、自分の人生を豊かにする道しるべがなんとなく分かってきた。
こんな思いがある新入社員であれば、きっと成果を出せる人材になっていくと感じます。
そのために必要なことは、なるべく早くから知っておくと損をしない社会人基礎と呼ばれるビジネススキルです。
今回のコラム記事では、ぜひ新入社員のうちから成果を出す。評価される。
少しいやらしいかもしれませんが、ビジネスで勝ち抜く為の基礎についてを、一部ですが書いていきたいと思います。
このコラム記事にあるビジネスの基礎、具体的なビジネススキルを何度も反復していくことで、1年目の新入社員の方への大きな財産となり、明日からの行動が変わるはずです。
目次
毎年新入社員が会社に入ってくると、先輩社員達はどう思うのか。
「今年の新入社員は元気がいいね」「真面目で素直だよね」
新入社員は何もしていないのに、周りからはこんな声が聞こえてきたり、ちょっとした噂になったりすることもある。
ここで覚えておいて欲しい事は【自分の評価は他人がしているということ】である。
決して自分では意図してやっていなくても、見た目の印象や発する言葉態度で
周りは想像する。
「この新入社員はこんな人なんだろう」と。
この評価は他者評価であるという事に気づいた新入社員は、そこから行動が変わるきっかけを掴む。
このきっかけを実際に行動にするかどうかで、将来のキャリアプランが作られるといっても過言ではない。
「人から言われた事は、必ずやり遂げます!」
自分の長所はこれだ!と思っていることがある。学生の頃から心掛けてやってきた。
でも、周りの人が「言われた事をやるけど、選んでいるよね」と思われたら、あなたの印象は「物事を選んでやっている人」となります。
自分はこういう人間ですという印象は、あくまで相手が決める事。
自分が思っているように相手にも思ってもらうには言行一致しかありません。
言った事をやる。自分との約束を守る。
つまり、信用を得るという事。
ビジネスは信用で成り立つことが多いからです。
では、ここを踏まえて実際に仕事をしていくにはどうすれば良いのでしょうか。
具体的なビジネス基礎となるスキルをテーマに書いていこうと思います。
学生の時も、意識して真剣に取り組んでいた事はたくさんあったと思います。
学校の勉強はもちろん、委員会活動やクラブ活動、アルバイトやインターンシップ。きっとどれも、責任感をもってやっていたという方も多いはず。
学生と社会人の意識の違いって聞くと、なかなか難しいかもしれませんが
一言で言うと
「どのような事を意識して、仕事へ取りかかりますか?」
という質問だと解釈して読み進めていきましょう。
こう考えると、例えば「責任感の違い」や「やりがい」というのは少し違うような気もします。では、どんな意識の違いがあるのでしょうか。
1年目から確実に身につけてきた知識やスキルは、自分の中にしまっておいては勿体ないです。
せっかく身につけたものは財産ですから、どんどん使っていくことが大切です。使う事で自分が思っている以上に相手に与える効果は大きいからです。
反対に使わないと、自分よがりのものになってしまいます。
では、この身につけたモノとは具体的に何でしょうか。
例えば業務中によく使うビジネススキルもその一つです。一例を以下に示します。
・ビジネスマナー(名刺交換・電話対応・来客対応など)
・コミュニケーション力(対話力)
・報告 連絡 相談(報告力・書く力)
・業務フロー、処理能力、管理能力
・仕事の準備力(段取り・PDCA)
・仕事の理解力(自主性、想像性)
・人間関係(発言力と行動力)
・目標設定力(仕事の理由づけ)
そして更に大事な「本質」となるスキル。
これが社会人基礎です。
・挨拶(相手の存在を受け入れる・自分の存在を示す)
・身だしなみ(TPOに合わせた身だしなみ・お洒落との区分け)
・時間管理(信用の積み重ね・人間関係の構築)
・整理整頓(スピードと効率、仕組化)
・自己管理(自分の最大限のパフォーマンスを出す)
仕事を通して得られる事に、新しい発見や気づきが多くあります。
例えば、上司や先輩、お客様との関わりで考え方の幅が広がる。価値観が変わる。
自分の成功体験から身につく自信や、うまくいく具体的な仕事の進め方。
人は人から学ぶこと、磨かれる事が本当に多いですが、この材料となるものがとても多いのです。
しかも、会社だけでなくお客様への貢献した事により、対価をいただきながらこのように学べる環境があるという事を知っておくと、新しい事へチャンレンジする意欲もおのずと高まっていきます。
自ら考え動く人材は、どの環境でも求められています。
自ら考えて行動する。勿論、人の協力を仰いだりサポートをしてもらう事も必要です。
やろうと思った事は、臆することなくやっていく人材は、必ずや結果も出てきます。
最初から100点を目指さなくても、まずスタートを切る事。そこから点数を上げるように、質も工場させていきたいものです。
自分が何もしなくても、ただその場にいるだけで周りがやってくれる。
せっかくチャンスがある環境であれば、この考えではもったいないです。自らチャンレンジして行動を起こす意識と勇気をもっていくことを、特に社会人としては大事にしたいです。
自分がどう見られるのか。
これは自分次第で、相手にこのように魅せたいをいう姿を作ることが出来ます。
しかし、その為には「日頃から意識して行動すること」が大事です。
意識して行動するためにはどうすればいいか。目で見るものや耳で聞く事、肌で感じるものを多く取り入れる事。
そして自分がなりたい姿をイメージして、あたかもその姿になっていると自分を勘違いさせることが大事です。
未来の姿になるために、今の現在地の姿とのギャップを埋める作業をしていく事。
この考え方を知ることで、今の自分をどのように表現していくか、そして表現するために何をすればいいのか見えてきます。
間違えて欲しくないのは、ただ演じろという事ではないということです。
これは他にも応用が効きます。
例えば、プレゼンテーションの場面でも、相手にどのように伝えるか、相手にどのような行動を取って欲しいのか。
そしてそのためには、自分はどんな準備をすればいいのか。どんなプレゼンテーションをすればいいのかをイメージしていく。
聞き手が聞いてみたい、聞いた事をやってみたいと行動を促す必要はありますが、根本的にはどのように表現するかを考えることは同じです。
表現力ひとつで、自分の仕事が大きく変われる事を知っておきたいです。
表現力とはあらゆるビジネスシーンで、実は相手に大きな影響を与えています。
・笑顔や身だしなみ、態度といった見た目から出るもの
・コミュニケーションのように実際の会話など
・報告書や企画書などの書面、書き方、文章力など
・仕事に取りかかるための準備、仕事の進め方など
・仕事外の時間での姿など
まだまだたくさんありますが、社内でよく見るシーンでもこのような場面があります。
今回のコラム冒頭でも書きましたが、人から常に見られている、そして評価されているという事を考えれば、このようなところでもあなたの仕事ぶりは見えるということです。
決して「見た目」だけが表現力ではないということです。
社会では求められるビジネスマナー。
そもそもなぜ必要なのか。知らないと、どういう弊害があるのか。
この本質となる理由を知ったうえで、ビジネスマナーを身につけた方が体にしっかり身につきます。
ただ漠然とビジネスマナーが大事という理由で学ぶより、知らないとこのようなデメリットがある。というのを知っておきたいところです。
「ビジネスマナーとは、人を〇〇にさせたいための〇〇のルール」
私達の研修では、このように定義づけをして研修で取り入れています。
ぜひ一緒に考えてみてください。
ビジネスマナーは、身につけて実践する。
やればやるほど自分のものになるし、質もあがります。
このビジネスマナーに加えて、プラスαの気配りやおもてなし等が加わることで、その企業カラーがより際立ちます。
相手に与える印象が大きく変わり、そこに信用を持たれるようになることで価値になる。
まさにビジネスマナーそのものが、企業価値となり顧客とをつなぐパイプになり得るのです。
今回のコラムでは、特に新入社員の皆さんへ早いうちから知ってもらいたい、そんな想いからビジネスの基礎となるスキルを書いてきました。
どちらかというと、なぜこのような考え方、そして気づきが必要なのかに焦点を置いています。
このような内容は、案外仕事をしていくとなかなか知ることが出来ない話でもあります。
なんとなくほわっとした内容でもあるからです。
しかし、この本質を捉えて仕事をしている人とそうでない人では、必ず仕事の進め方が変わり、おのずと評価も変わってくるのが事実です。
評価がすべてではありませんが、評価されるからこそ自分のやりたい事がどんどん出来るような環境にいけますし、人脈も変わり人生も変わるのも事実です。
ぜひ、ビジネスの基礎をしっかりと押さえて、新しいことへのチャレンジを続けてもらいたいと思います。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
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